Seven Ark / Noise of The New  凍てつくように暖かで、孤高で知的なエレクトロニカ 

こんにちは。

Seven Arkはケープタウン出身のJustin de Nobregaによるソロ・プロジェクトです。

ジャンルとしてはエレクトロニカに分類されるサウンドでしょう。

とりわけBoards of Canadaからの影響を感じさせる一方でかすかにOvalのようなアブストラクトさを垣間見せる、適度に柔らかく適度に硬質なサウンドが特徴です。

本作Noise of The Newは南アフリカのラップグループDie AntWoordの一員としても活躍するJustin de Nobregaの、芸術的な一面を示したプロジェクトになります。

Noise of The Newのアースティックな一面 ペルソナとしてのSeven Ark

サウンド的な特徴

本作の魅力はIDM的な冷たさとメランコリックな暖かさが美しく混ざっていることです。

寂びれたビル街を想起させる哀しげなブレイクビーツ・ダウンテンポ。
暖かでメロウな耳触りのうわもの。
実験精神あふれるグリッチ。

そして、そんな軽やかなサウンドの奥で攪拌する、力強い感情。

白と黒。暖かさと冷たさ。
非常にアンバランスで、今にも崩れ落ちそうな危うさを感じさせます。

そして、そこに強く惹きつけられます。

エレクトロニカ界隈での立ち位置

オーセンティックなエレクトロニカであるにも関わらず、攻撃的なエネルギーを秘めているのには要注目です。
常に控えめで、ポップで。だけど、迂闊に手を伸ばすと威嚇されるような鋭さはいかなる時も失われていません。

IDM的な下地を強く感じさせつつ、文学的とも言える危うい静謐さがあるのです。

まとめ Seven Ark / Noise of The Newの魅力

王道のエレクトロニカ・サウンドに正面から向き合い、見事に描き切っているのが本作Noise of The Newの魅力の根源と言えるでしょう。

地味なようで、その実、非常に奥深いサウンドを綿密に構築しているあたりに、Seven Arkの偉大な才能を感じます。

オーセンティックにして異形。
本作はエレクトロニカの魅力を存分に味わえるアルバムといえるでしょう。




それでは。

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