Secret Gardensのアルバムについて。都会的で壮麗、きらびやかなドラマの数々

こんにちは。

Sercret Gardensはニューヨークを拠点に活動しているソロ・プロジェクトです。

公式Bandcampより

ジャンルはポストロックとするのが穏当です。
アルバムによって作風は異なりますが、都会的でエモーショナルなインストゥルメンタル・サウンドを特徴としています。若干、80’sの気配がするのも個性です。

2022年7月現在、Secret Gardensは2作のスタジオアルバムを(おそらく)リリースしています。
本記事では、その2作を紹介します。

Secret Gardensのアルバム一覧

これからリリース順にアルバムを見ていきますが、文字だけでは分かりにくいと思って相関図を作成しました。

あくまで個人的なイメージです。ご容赦ください。

(1st)Tundra

ツンドラというタイトルが示す通り、冷冽なエモーショナルさが響き渡っているアルバムです。

叙情的な響きを湛え、儚くも凛とした旋律を紡ぎ続ける楽曲が徹頭徹尾続きます。荒涼としつつも美しいサウンドには都会的なセンメンタルもたっぷりと含まれ、時に穏やかに、時に力強く躍動しながら起承転結を形成。しなやかでビビッドな迫力を生み出しています。

(決して轟音ではなく)厚くも美しいエレクトリックギター、繊細さを醸成するアコースティックギター、ダイナミックにうねるベース、緩急のスイッチと化すドラムス。冷たく澄んだ響きを放ちつつ、心の機微を大胆に描くような有機的な緩急も兼ね備え、聴き手を広大なサウンドスケープへと引き込んで放ちません。

80’s的なややノスタルジックさが隠し味になっているのも特長。都会的な匂いも強いのは、拠点がニューヨークだからなのでしょうか。

ひんやりと洗練された響きと、動きの大きい感情表現。本作の魅力はそれに尽きるでしょう。

(2nd)Everbloom

幻想感と80’s感を強めつつ、後半部はヘヴィになっている作品です。

まず前半部は白昼夢家のシンセとドラムマシンが生みだすチルウェーブ感/ノスタルジックで(良い意味で)大仰なメロディが生みだす80’s感/Secret Gardens特有の都会感が融合し、桃源郷型インスト・シティポップという趣を帯びています。フュージョンっぽいニュアンスを帯びる瞬間があるのはヴェイパー・ウェイブ的です。


とにかく、ここ10年ちょっとくらいのノスタルジー系/逃避系サウンドを思いっきり吸い込んでいるように思います。

ただ、それらと違うのは、逃避的な匂いがあまりしないことでしょう。幻想的ながらも前向きでカラっとした雰囲気を帯びています。

後半部は今までの質感を基調としつつも、スクリームが入る楽曲があったりとヘヴィになっていきます。

のびやかに感情を表現するエレクトリックギターと、心地よい揺らぎを添えるシンセ、生ドラムス/打ち込み併用のしなやかで有機的なグルーヴ。都会的なきらめきを放ちつつ、繊細な雰囲気もまといつつ、華麗なアンサンブルを丁寧に紡いでいます。

聡明さと華やかさを兼ね備えたインディーミュージックを楽しめます。

主要参考サイト

https://secretgardens.bandcamp.com/

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。