砂漠の夜明け

夫のツタンカーメンが死んだのはクッソ暑い時期だったんだけど、まあ結構前から手足が壊死してたから覚悟はできてたし、ぽっくり逝ったあとはミイラ職人の手配とか副葬品の調達なんかの雑用に奔走してたし、それが終わってやっと一息つけると思ったら50歳も年上のジジイと無理矢理再婚させられて怒り心頭だし、あれ、私あいつのために泣いてあげたこと一度もなくない?

 ごめんな、カー君。汝の妻アンセケナーメンは冷たい女さ。まあ、知ってるか。

 後宮の外壁に背中を預け、私は地べたに座ってる。夜のナイル川を見つめる。今夜の月は弓みたいに細くて、目の前は真っ暗だ。水の気配はするけど、川面は見えない。

 風が吹いて、砂漠の空気に水の湿り気が混ざる。しっとりとした匂い。私が好きなナイル川の匂い。

大切な人の足音が近づいてきて、私は頬を緩めた。

「探しました、アンセケナーメン様」

 ティネトが呆れた様子で私を見下ろす。ティネトは後宮の女中長、つまり私の世話をする人だ。歳は私と10歳も違わないけどしっかりしてるし綺麗なんだ、細くて、背が高くて。ちょっと、真面目すぎるけど。

「突然いなくなられたので心配いたしました。プタハ神殿の神託を受ける時間が迫っております。御仕度を」

「……んー」

「んーではありません」

「今日は気が乗らないんだよねー」

「馬鹿なことを仰るのはおやめください」

「いや馬鹿はひどくない? 私偉い人なんだけど、一応」

「では、ご身分に相応しい威厳を示すためにもお立ち上がりくださいませ。砂漠の砂でお召し物が汚れてしまいます」

「ね! この白い亜麻のドレス可愛いよね! 蒼い襟飾りも綺麗だし」

あ、あれ。冗談のつもりだったんだけど、ティネトの額は怒りでピクピクしてる。

「なぜか記憶喪失になられているようですが、アンセケナーメン様は今やファラオであられます。神の化身としての自覚を持った振舞いをしてくださいませ」

「ご、ごめん。分かってる。ちゃんとしっかりやるから、たとえお飾りでも」

気まずい沈黙が立ち込めた。お飾り、は失言だった。私にもティネトにもどうすることができない現実だから。

後ろを振り返る。私の家がある。明かり窓の向こうには、ファラオが代々受け継ぐ黄金の杓が飾られてる。私はあれと一緒だ。

 気持ちを入れ替えたくて、私は立ち上がる。ティネトは私の服に付いた砂を払ったあと、装身具が落ちたりずれたりしてないか確認してくれた。

「ツタンカーメン様は耐えていました、いつか夜明けがくると信じて」

「そうだね」

 カー君には来なかったけどね、夜明け。

 私とカー君は幼馴染であり、異母姉弟でもあり、許嫁でもあった。私達はずっと一緒だった。

カー君は優しい男の子だった。たぶん、優しすぎるくらいに。

 なんて過去に浸ってると今度は嫌いな足音が近づいてきた。

「探しましたぞ、我が妻よ」

 爺さんが杖を突いて近づいてくる。あれがアイ。私とカー君の元後見人で、今は私とエジプトを共同統治するファラオであり、私の夫でもある。

「夜風に当たりすぎると身体が冷えますぞ?」

 アイが体を近づけてくる。クッソキモい。

「ところでシリア産のワインを手に入れましてな、一緒にどうですかな? 温まりますぞ?」

 またワインの話か。本当はワインなんてどうでもいいくせに。コブラみたいにまとわりつく性欲剥き出しの視線に、私は強い嫌悪感を覚える。

「お前と温まるくらいなら凍える方がマシ」

 アイの表情が一変した。目を見開き、獲物に向かって駆け出す豹のようだ。

怖い、自分の発言を後悔するくらい。

「確かに、儂は若い娘の心を理解するには年を取り過ぎています。ただ、心だけでは筋を通せませぬ。アンセケナーメン様のせいで多くの民が命を落としたこと、お忘れなきよう」

「だから、その話はもう何回も!」

「責任はどうされるのですかな」

「アイ様、アンセケナーメン様は神託のお時間が迫っております」

 ティネトが助け舟を出してくれた。堂々としてる。奴隷商人を介して後宮に身を置いたことに引け目を感じてないのだ。

アイは数秒考えたあと、意味深に微笑した。

「ふむ。この辺で失礼いたしましょう」

 アイは松明を掲げた兵士達と共に立ち去った。

ティネトがその後ろ姿を無表情に見つめていた。

カー君は9歳で即位した。幼かったカー君と私はアイの言うとおりに振舞うしかなかった。感謝されても恨まれても全部アイのせいだった。私達は王宮から出たことさえほとんどなかった。

「プタハ神よ、ヒッタイトに囚われし汝の民にどうかご加護を」

 今もアイに命令されるまま、神殿で呪文を唱えてる。

誰も見てないからサボるけど、座るけど。

「あーあ、神殿に住めたら良いのに」

 私達の家と違って、永遠に残す必要がある神殿やピラミッドは花崗岩や石灰岩でできてる。しかも、石像や壁画があるから荘厳なのだ。良いなあ。

 何だろう、神殿の外が騒々しい。厄介ごとかな。巻き込まれたくないし、早めに帰って寝よ。と思ってあくびをしたまま振り返ったら、

「久しぶりね、アンセケナーメン」

 びっくりした。美女がいた。凄い、小柄だけど大物の存在感だ。でも、おかしいな、会話を交わした美女の顔は全員覚えてるはずなのに。

ん? あれ? この没薬(ミルラ)の匂いはひょっとして……!

「お姉ちゃん!?」

 そこにいたのは10年前に失踪した私の姉、メリトアテンだった。

 私とカー君には沢山の兄弟姉妹がいたけど、その中でもメリトアテンお姉ちゃんはずば抜けて賢かった。実務に携わると瞬く間に宮廷の権力を掌握した。お父さんであるアクエンアテン王が亡くなると自分の夫を暗殺し、その名を借りてファラオに君臨した。でも、その3年後に突然失踪してしまう。

そして、カー君が王位を継承した。つまり、お姉ちゃんの失踪はカー君と私の不幸の始まりなのだ。

「今更何しに来たの?」

「決まってるでしょ。貴方を笑いに来たの」

 顔立ちが整いすぎてて、人を見下した表情が良く似合う。むかつく。

「ケンカ売ってんのか?」

「貴方、ヒッタイトの王にお手紙を送ったんだって? アイと結婚したくないからおたくの王子様をお婿にちょうだいって」

「な、何でそれを!?」

「ヒッタイトの王子をファラオにすれば、エジプトはヒッタイトの属国になるのよ? 貴方、国を売る気だったの?」

「私はアイと結婚したくなかっただけ!」

「呆れた。そんな無責任な理由で戦争を起こしたの?」

「戦争は私のせいじゃない!」

 ヒッタイトの王子はアイの私兵に殺され、私の計画は失敗した。ヒッタイトの王は息子を殺された報復としてエジプトの支配地に侵略した。数多くのエジプト兵を殺し、沢山の捕虜を連れ帰ったらしい。

 罪の意識は感じてる。でも、それ以上私にどうしろって言うの?

 お姉ちゃんは侮蔑の眼差しで私を見てから、ため息をついた。

「私についてきなさい」

 私はお姉ちゃんの平船に乗せられ、ナイル川を下った。

翌朝、ナツメヤシの林に囲まれた村に辿り着いた。煙が出てる小屋もあれば、牛の姿も見える。農場と工房があるみたい。あと、なぜか女と子供しかいない。船を着岸させてくれたのも女の子だ。

「こっちよ」

 私はお姉ちゃんの後ろを歩いて、新しそうな小屋の前に着いた。

「どう? ここの衆が作ったの」

 お姉ちゃんは自慢げだ。確かに良くできてる。日干し煉瓦をとても丁寧に固めてる。

「女の人だけでこれを?」

「ええ。立派でしょ? 貴方の後宮よりよっぽど」

私もそう思う。後宮は10年前の遷都に合わせて急造したもので、全体的に雑なのだ。内装は凝ってるくせに。ティネトも自分の生家のほうがマシって言ってた。

「入りなさい」

 お姉ちゃんに促されて、私は足を踏み入れた。

「え……超すごいじゃん」

 竈があって、糸織機があって、皮革があって、黒曜石や花崗岩がある。木槌が振り下ろされる音が響いて、子供の笑い声も聞こえる。つまり、活き活きしてる。

 そして、働いてるのは全員、女。

「ここは私の工房。陶器を作ったり、服を作ったり、ヒエログリフを書いたり。皆には興味があることをやってもらってるの」

 職人は男しかなれないのに、ここには女しかいない。

お姉ちゃんは失踪したあと、こんな工房や農場を経営してたんだ!

色んな人がお姉ちゃんに相談してる。パピルスの原料が不足してるとか、ワインが余ってとても困ってるとか。お姉ちゃんもテキパキ答えてる。

 かっこいい! お姉ちゃんも! この人達も!

「お姉ちゃん!? この人達は誰?」

「色んな事情で村や町にいられなくなった女性よ」

「……旦那さんが戦争で亡くなったり?」

「そうね。ここは私の工房の1つなの」

「ふーん」

 何気なく相槌を打った瞬間、お姉ちゃんが私の手首を掴んだ。

その手は冷たく、込められた力は強い。お姉ちゃんの放つ雰囲気が豹変している。静かに激しく、お姉ちゃんは怒っている。

「何で貴方をここに連れてきたか分かる? 敢えて、この工房に」

 お姉ちゃんの視線は漁師がナイル川に投げ込む銛のように鋭い。貫かれた私は動けない。

「わ、分かんない」

「ここにいるのは貴方が起こした戦争で、夫が殺された人達のほんの一部」

「……え?」

「これが、貴方が起こした戦争の結果」

 さっきまでキラキラ輝いていた目の前の光景から、突如として色彩が失われた。賑やかだった音も聞こえなくなり、自分の心臓が脈打つ音だけが静寂の中で響く。

汗が、止まらない。

「な、あ、そんな……」

皆、活き活きしてる。だけど、皆旦那さんを失くしてる。誰のせいで? 私のせいで。

  そうだ。私のせいだ。

 私の心が凄まじい勢いで亀裂に覆われていく。

「ね、ねえ、お姉ちゃん。あの人達は私のこと、どう思ってるの?」

「さあ? 聞いてみたら?」

  聞けるわけない! なのにお姉ちゃんは鼻で笑ったあと、近くを通りかかった女の人に声をかけた。

「ヘト、ちょっといい?」

「はい、何でしょう」

「この娘がアンセケナーメン。どう思う?」

「まあ……」

 私は俯く。顔なんて見られるはずがない。

「夫が冥界に行ってしまったことは哀しいです。でも、結果として私と子供の未来が開けたのも事実なんです」

 はっと顔を上げる。ヘトと呼ばれた女性は微笑んでいた。

「夫の農場での生活は息詰まるものでした。他の妻達と一緒に生活し、自分の子供を他の妻達の子供よりも良い地位に付けることばかり考えて。でも、今は毎日好きなことができて楽しいんです」 

私は許される。一瞬思った。涙が出そうになった。甘かった。若い女の子が凄い剣幕で割り込んできた。

「あたしはお前が許せない! 今すぐ夫を返せ! 死ぬまで呪い続けてやる!」

 一瞬息ができなくなった。それから、床に落ちたワイン壺が砕け散るように私の心は木っ端みじんになった。

 私は崩れ落ち、泣き喚いた。

 私がどれだけ多くの命を奪って、どれだけ多くの幸せを奪って、全部メチャクチャにしてしまって、その全てがもうどうしたって取り返しがつかない。

慟哭が沈黙を支配する。

「でも、あたしがお前の立場だったらきっと同じことをしたと思う」

 女の子は気まずそうに立ち去った。

 でも、私の涙は止まらない。

私が命を絶つことで何もかも元通りになるなら、喜んでそうするのに。

でも、そんなことしても何かが起きるはずもない。

もう、私はしでかしてしまったのだから。

「何で私がファラオの地位を棄てたか分かる?」

  帰りの平船の中で、お姉ちゃんは私に尋ねた。

知らん。こっちはまだ涙も鼻水も乾いとらん。

「ファラオには誰も救えないと思ったからよ」

「え……お姉ちゃんは私と違ってお飾りじゃ」

「私は飢えや争いを失くしたかった。でも、この国は腐敗していた。玉座から命令を下しても、その命令が皆に辿り着くころには形が変わってしまうの。だから、もっと民に近づこうと決意して王宮を飛び出したの」

 船の帆が激しくはためく。

「そして、ツタンカーメンと貴方を見捨てた」

 今の私には分かる。お姉ちゃんは責任を取った。自分の決断が誰かを傷つけるのを知っていた。それでも成し遂げたいことがあったのだ。

「現場に近づけば近づくほど抱えられるものが減る。だから、救う範囲を女性だけに絞ろうと決めたの」

「男は?」

「大部分の男性も苦しんでる。でも、私には女性のほうが窮屈さを感じているように見えたの」

 お姉ちゃんは立ち上がって笑った。びっくりした。いつものお姉ちゃんからは想像もつかない、無邪気な表情だった。

「というのは建前よ」

「た、建前?」

「だって、女性の方が感情移入しやすいでしょ」

 ナイル川の風を全身で受け止めて、お姉ちゃんは心地よさそうに目を細める。船が揺れて体が倒れそうになっても楽しそうにクスクス笑う。

 羨ましい。お姉ちゃんは自由だ。私やカー君にはない自由を持っている。

  私の中から熱い気持ちが湧き上がってきた。居ても立っても居られない。情熱に突き動かされて私は叫んだ。

「お姉ちゃん!」

「何?」

「私達もお姉ちゃんと一緒に行きたい!」

「それでお姉ちゃんは何て言ったと思う!?」

 後宮の自室で、私は憤慨していた。目の前には呆れかえったティネトの顔がある。

「だいたい想像はつきますが、どうぞ仰ってください」

「お姉ちゃんはね、『駄目に決まってんのでしょ、だって貴方ファラオでしょ。だいたい人を雇う余裕なんてないし』って言ったの!」

「でしょうね」

「ぴぎゃー!!」

 冗談じゃない! 今すぐにでもこの家から飛び出したい! エーゲ海風の壁画も、瑠璃の水差しも、ファラオの証たる黄金の杓も、もう全部いらない!

 私は自分のしでかしたことの責任を取りたい!

 どうやって? 分かんない! どうするつもりなの? 分かんない!

「ティネト!? どうすればいいと思う!?」

「というか、そもそもそんな重要な話を女中ごときに他言してはいけません」

「ティネトだけは特別! だってティネトも一緒に行くから!」

 ティネトは没落貴族の妾の娘、身売りのように王宮にやってきた。王宮にいても自由な未来はない。

 ティネトは嬉しそうに目を細め、口を開いた。

「実はそのメリトアテン様から王宮に対して、格安でのワイン売買の打診があったらしいのです。予算自体はあるのですが、アイ様が大量にワインを貯蔵しているせいで……」

 私は察した。へへ、アイに悪戯してやれそうだ。

 真夜中、後宮最奥部にある我が家の外壁周りにアイのワイン壺を並べた。全部で1000個。

「深夜に呼び出すなんてどういうつもり?」

 お姉ちゃんが苛立たしげに立っている。

「私の覚悟を見てて」

 私は胸を張って宣言したあと、ティネトと一緒にワイン壺の蓋を開け、中身を家の屋根へぶちまけた。

びしゃりと音がした。葡萄の甘い匂いが漂い、砂漠の夜気に吸い込まれて消えた。

「は?」

 お姉ちゃんは呆然としてる。

 一方、私とティネトは黙々とワイン壺をぶちまける。ヒッタイト産もある。何だよ、婿は連れてこれないくせにワインは連れてこれんのかよ。

「貴方達、何やってるの?」

 お姉ちゃんは困惑しきってたけど、やっぱり頭の作りが私とは違う。すぐに私達がやりたいことを見抜いた。

「馬鹿じゃないの!? そんなことしたら貴方の家は……!」

 私の家は溶けはじめてる。何でか知りたい? へへ、じゃあ教えてあげる。王宮であっても人々が生活する家は日干し煉瓦でできてる。煉瓦なんて言ってるけど、ただの日干し。要するに泥を固めて干しただけ。つまり、水をかければ泥に戻ってしまう。

おまけに私達の後宮は造りが雑。特に屋根は脆くて、あっという間にグチョグチョになってボトボト落ちていく。

私はこの家が嫌いだった。そのくせ、出ようともしなかった。だから、外の世界を知ることができなかった。知らないから想像できなくて、大きな過ちを犯してしまった。

でも、そんな生き方は今日で終わり! この家を壊して、私は前に進む!

重たいワイン壺を一生懸命持ち上げて、この家をナイルの大地に還す。腕がしびれて、お気に入りの服がワインと泥で台無しになって、それでも歯を食いしばって、全力を振り絞って、安全だった住処を力任せにぶっ壊す!

突き進む! 強引にでも!

最後の一壺をぶちまけたのは日の出が近づいた頃だった。

まだ、私の家は下半分くらいが残っている。

全部は溶かせなかった。でも、私は代償を負って行動した。

そして、ワインと泥にまみれてお姉ちゃんと向かい合う。

「私がお姉ちゃんのワインを買う」

「支払いは?」

 私は溶けた壁を跨ぎ、飾ってある黄金の杓を取ってきて、お姉ちゃんに差し出す。

「これを溶かして使って」

 お姉ちゃんは何も言わなかった。でも、真剣な表情で受け取った。ファラオであることを証明する黄金の杓。かつてお姉ちゃんとカー君も手にしていたもの。

 私は改めて頼んだ。

「私とティネトを連れていって」

「騒ぎになる前に搬入を終えるわ。2人とも今すぐ手伝って」

 お姉ちゃんは即答すると踵を返し、自分の船へと向かった。

 達成感が胸の奥から一気に吹き上がった。

 私の世界に新しい風が吹き込んだのだ!

「やったね、ティネト!」

 ティネトの手を取って私は小躍りする。ティネトは優しく微笑んだ。

「さっそくワイン壺を運び出しましょう」

「うん!」

 振り返ることなく、私とティネトはナイル川まで駆けていく。成すべきことが沢山ある。何をすればいいかまだ分からないけど、とにかくある。

 外は相変わらず真っ暗だけど、それでも前よりは明るくなった気がする。

湧き上がる情熱だけを灯にして、夜明けを目指して私は走る。

そこにしかない何かを掴み取るために。

あ、そうだ。忘れてた。

じゃあね、カー君!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です