神秘的な官能を Rhye / Blood

オタク的なものと官能的なものはリンクしないというのが、世間のイメージではないでしょうか。

でも、音楽なら可能なんです。RhyeのBloodが良い例でしょう。

ジャンル的にはインディーソウルといわれるそうです。

ただ、そんなこと言われてもどんな音なのか想像しにくいですよね。

官能的なものをオタク的なこだわりで細部にわたって再創造しようとすると本物とは全く違った基準でのリアリティが生まれることが多々あります。ヴァーチャルリアリティ。その異質さに多くの人は惹かれ、のめり込みます。

本作の魅力は、まさにそこにあります。

艶めかしい柔肌を緻密に再現したガラス細工の人形のような、神秘的エロティシズム。

特に生楽器を中心にして制作された本作は弾き手の息遣いまで聞こえるような、真に迫る幻想が顕現されています。

オルガンやハープなどによるシンプルな演奏。敢えて残された音の隙間から匂い立つはっとするような色気。ベースとドラムスから揺蕩う密やかで熱い欲望。

高尚な絵画から漏れ出す官能。そんな危うい魅力に心奪われる皆様に、おすすめの一枚です。


Blood

それでは、また。


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