African Drums/Beaver Harris ジャジーで野性的、躍動するドラムソロ・アルバム



Beaver Harrisはペンシルバニア州生まれのジャズドラマーだ。

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Archie SheppやAlbert Aylerのサイドプレイヤーをしていた、というのが世間的な成功と最もリンクしているところらしい。
何でもArhcie Sheppの名盤Attica Bluesにも参加していたらしい。マジか、あれ大好き。

Beaver Harris自身がリーダーとして収録した作品もいくつかあり、その一つが本作African Drumsだ。
ほぼドラムスのソロ。かっこいいのだ、これが。

African Drumsの魅力

迫力と躍動感に満ちている。だが、自然体だ。それが良い。

そうだな。
例えば、「ジャズ」と「アフリカ」という言葉の組み合わせに、大仰さをイメージする方も少なくないのではないだろうか。
わざとらしくチャントが入ったり、
やたらに太古のリズムが原初的だったり、
顔中に顔料と塗りたくって踊ってそうなサウンドだったり。

だが、本作はそういう感じではない。
かなりワイルドではあるのだが、極端にアフリカな雰囲気はない。

基本的にはジャジーでアグレッシブなドラムスのソロ演奏が続き、時折テナーサックスが間に入るといった感じだ。

野性味をムンムンに放つドラムスが重心低めに駆け抜ける。
緩急もしっかりとついている。
控えめのところでは獲物を狙う肉食獣のような張り詰めた静けさがあって、
クライマックスでは血潮滾るような乱打が炸裂して。

ジャジーで、危険な色気があって、息を潜めるような緊張感があって、獅子の咆哮のような迫力もあって。
ドラムスという楽器だけでここまで活き活きとした躍動感を創り出すとは、見事と言う他ない。


サブスクにもあるが、アナログで聞きたくなる魅力を秘めたアルバムだ。

肉体的、スリリング、しなやかで強靭。
称賛の言葉はまだまだ思いつくが、今回はこの辺りで筆を置こう。

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