エジプト発、Nadah El Shazlyのアルバムについて。聡明で実験的な、アンニュイ・インディーサウンド

こんにちは。

Nadah El Shazlyはエジプトで活動するアーティストです。

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Nadah El Shazlyはカテゴライズしにくいダウナーな音楽を創っています。
強いていうならトリップホップ、中東伝統音楽、ジャズ、アンビエント辺りの要素を持ち合わせている、といったところでしょうか。

インディー的ニュアンスを感じさせる響きも印象的です。

2021年7月現在、Nadah El Shazlyは1作のアルバムをリリースしています。
本記事ではそれを見ていきます。

Nadah El Shazlyのアルバム一覧

(1st)Ahwar

ダウナーで知性的、実験的でしとやかで。
聡明な語り口でそっと紡ぐ歌物語のような、密やかなインディーミュージックが紡がれていきます。

アンビエント的でビートの存在感の希薄さ、
あまり重たくなり過ぎない憂鬱さ、
実験的・探求心を帯びたアブストラクトさ。
などが本作の重要な個性となっています。


ギター、ピアノ、管楽器、中東の伝統楽器などを織り交ぜて、内省的ながらもヴィヴィッドな精神性を感じさせるサウンドを構築しています。

瞠目すべきはその瑞々しい感性です。
既存の音楽ジャンルを溶け込ませ、既存のものとは異なる鮮烈なサウンドに仕立て上げています。


しかも、あくまでも静謐なままに、聡明なままに。
変に中東的すぎたり、ジャズすぎたり、トリップホップすぎたり、という仰々しさは皆無です。

何処か寂しさを帯びた、それでいて冷冽な響きをそっと響かせています。

人気のない廃墟で井戸の底をのぞき込んでいるような気持ち、と言えば良いのでしょうか。
虚しさと孤独、憂鬱で感傷的、そんな気持ちにさせてくれるアルバムです。

主要参考サイト:Nadah El Shazlyのアルバムについて

https://nadahelshazly.bandcamp.com/album/ahwar

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