こんにちは。
現在は歌モノインディーロックな音を鳴らすMice Paradeですが、当初はインストゥルメンタルなポストロックバンドでした。

ポストロック期のなかでも、とりわけ秀逸なのが本作Mokoodiです。
Mokoodiの魅力 Mice Paradeのみが紡ぎうる、逃避を許さぬ冷たく鋭いメランコリー
本作の魅力は情熱に満ちつつも冷たい質感でしょう。
切れ味鋭くリズミカルなアコースティック・エレクトリックギター。
ヴィブラフォンやローズピアノの透明感あふれる音色。
時折顔を見せるダビーなエコー。
鼻先をかすめるスパニッシュな郷愁。
そして、その全てを支える複雑に入り組んだベースとドラムス。
何より、ドラムスが一番が鮮烈です。
変幻自在のリズムに引っ張られ、多彩なサウンド達が舞いあげられ、また消えていきます。
まるで万華鏡のように舞い散り、また新たな音色が飛び込んできては去っていきます。
叙情的な色彩で統一されているにも関わらず、何が飛び出し来るか分からない。
その組み合わせに、何物にも代えがたい不可思議な魅力を感じさせます
いかかでしたでしょうか。
それでは、また。
※Mice Paradeを含むポストロックシーン全体についてはこちらで語っています。もしよければ、読んでみてください。
コメントを残す