純朴な祝祭を、轟音に乗せて For a Minor Reflection / Höldum í átt að óreiðu



こんにちは。


For a Minor Reflectionはアイスランド出身のポストロックバンドです。

Sigur rosのツアーに帯同していたこともあり、彼等から「Mogwaiを超えるポテンシャルがある」と絶賛されています。
弟分のような立ち位置なのかもしれません。

というか、そもそもsigur rosのゲオルグの弟さんがメンバーにいるんだとか。


そんな彼等の2ndアルバムがHöldum í átt að óreiðuです。

基本的にはMogwaiやExplosions In The Skyの影響を感じさせる轟音系ポストロックと言えるでしょう。

静かなギターから始まり、少しずつ加わるピアノやストリングスで色彩が増していく。
ゆっくり弧を描くように徐々に盛り上がっていき、一気にバーストする。

教科書的なポストロック最適解です。

For a Minor Reflectionの場合、スピード感があまり落ちないのでExplosions In The Skyにより近いのかもしれませんね。

ただし、 For a Minor Reflectionは凡百なフォロワーとは違います。


For a Minor Reflectionはアイスランド出身です。
そして、そのアイデンティティがありふれたポストロックサウンドに目を見張る意外性を付け加えています。

アイスランドのバンドにしばしば見受けられる純朴さと祝福性が、For a Minor Reflectionのポストロックサウンドにも顕著にみられるのです。

Takkやmeð suð í~頃のsigur ros,
Go Go Smear以降のmum,
seabearやsin fangなどのmorr musicでリリースしているバンド
そのあたりのアイスランド出身ミュージシャンが持つ開放的な空気感を、For a Minor Reflectionは鮮烈に放っています。

苔に覆われたごつごつとした岩肌。溶けだした氷河から流れ落ちる清らかな滝。その周りを飛び交う笑顔の妖精。
そんな景色の中にいるような、朗らかな非日常空間へと連れて行ってくれます


楽しくて体が跳ね上がるようなリズム感覚は、張り詰めた緊張感を特徴とするポストロックにおいては貴重な特徴でしょう。
ましてや、轟音系であるならば。


このアルバムは、非日常を祝う音楽とみることもできるでしょう。
自然を祝する歌か。人を祝う踊りか。
それは分かりません。
ただ、この飾り気のない祝祭には、妖精さえも一緒になってくれるのでは。


そんな想像を張り巡らせるのが楽しくなってしまう音楽です。






いかがでしたでしょうか。


それでは。

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