こんにちは。
FGO聖地巡礼、今回は斎藤一です。

幕末に名を馳せた新選組の三番隊隊長であり、新選組でも一二を争う剣の使い手だったようです。
FGOでは「一ちゃん」とも呼ばれており、飄々とした人物として描かれています。
今回は斎藤一ゆかりの地である東京都(新宿区、港区、文京区)と京都府(京都市)についてまとめてみました。
※なお、京都市及び新宿区は2019年に訪れており、港区、文京区については所要で外出した際に立ち寄ったものです。ご了承ください。
(FGO的)聖地巡礼 斎藤一編
生まれ故郷の東京編
試衛館跡地(東京都新宿区)
試衛館は近藤勇が宗家を務めていた天然理心流の道場です。
土方歳三、沖田総司、井上源三郎、長倉新八等々、後の新撰組に名を連ねる顔ぶれが集い、剣の腕を磨いていました。
試衛館組と斎藤一との関係については諸説あるようですが、FGOの世界においては密接に関わっていたようです。

と、ご本人も仰っています。
そして、斎藤一たちにとって青春の思い出の場所だったであろう試衛館の跡地がこちらです。


住宅街のど真ん中に残された、小さなスペースです。
かつて、一ちゃんたちはこの場所で夢や未来について語り合っていたのでしょうか。

今では、小さな祠が残されているだけです。
資本と欲望の波が渦巻く東京の只中でもこうして試衛館の跡地が残されていることに、新選組が後の人々に与えたインパクトの大きさがうかがい知れます。
麻布警察署跡地(東京都港区)
幕末を生き延びた斎藤一は福島で結婚したのち、藤田五郎と名を変えて東京で警視庁に採用されます。
和泉や本郷でも数か月ほど勤務していましたが、それらよりも長い2年弱のあいだ勤務していたのが麻生警察署です。
当時、麻布警察署があったのがこちらです。

写真中央のエネオスやイワタニ水素ステーションの辺りから向かって左側の道路の辺りに建物が建っていたそうです。
当時を忍ばせるものは何もなく、車が途切れることなく道路が行き交っています。

もう少し近寄った写真がこちらです。
後ろにそびえる東京タワーの存在感が印象に残ります。

反対側から見るとこんな感じです。ビルや首都高の姿が目につきます。

一ちゃんが見ていた景色とは随分異なっているでしょう。
新政府に与するものとして日々働くのは、一体どんな気持ちだったのでしょうか。
21世紀の景色を見ながら想像するのは、難しいと感じました。
湯島聖堂仰高門(東京都文京区)
その後、斎藤一は警視庁から離れ、現在の湯島聖堂にあった博物館の門衛を務めていました。

一ちゃんが務めていたのが、仰高門に外から向かって左側にあるこの詰所だったそうです。

門の全体像はこんな感じです。

門の裏側から見た詰所はこんな感じです。

いわゆる守衛さんがいるところですね。
21世紀に生きる我々のイメージする守衛さんの詰所と、あまり差異はありませんでした。
再び表側に戻りましょう。

小さな窓です。一ちゃんはここから顔を出していたのでしょうか。
境内は穏やかで、都会の真ん中にありながら鳥の鳴き声が長閑に響いていました。
その一方、すぐ近くにある駅のアナウンスがふわふわと聞こえてきたりもして。
不思議と長居をしたくなるような、優しい空間でした。
一ちゃんは、どんな守衛のおじさんだったのでしょうか。
なお、守衛としての勤務を終えたのち、斎藤一は湯島聖堂のすぐ隣にある東京高等師範学校(現在の東京医科歯科大学)で剣道の撃剣師範として勤めていました。
さらにその後に、東京女子高等師範学校で(こちらも現在の東京医科歯科大学)会計に関する仕事をしていました。
そして、それが一ちゃんにとって最後の勤め先になりました。

向かって左側が東京医科歯科大学(東京高等師範学校と東京女子高等師範学校)で、右側が湯島聖堂(博物館)です。
抜けるような青い空です。晩年の斎藤一もこの近くで時には空を見上げて昔を懐かしむことがあったかもしれません。
新撰組活躍の場 京都編
壬生寺(京都府京都市)
壬生寺は新撰組の兵法調練場となっていた場所です。

境内は広々としており、多くの剣士が練習をするにはぴったりと言えるでしょう。

試合を申し込む沖田さんをあの手この手でかわしていた一ちゃんの姿を想像するのも楽しいです。
また、境内には新撰組の墓や碑などを集めた壬生塚があります。

こちらは百度石といいます。レプリカではなく本物のようです。


車馬の境内への乗り入れを禁止するために建立されたそうですが、新撰組達は全く気にしていなかったのこと。その姿が目に浮かびます。
八木邸(京都府京都市)
こちらは新撰組の屯所だった場所です。

撮影は禁止ですが、ガイドさんが内部を案内してくれます。
『超古代新選組列伝 ぐだぐだ邪馬台国2020』で登場する芹沢鴨暗殺の舞台となった部屋を見ることが出来ます。


部屋の梁には刀の跡などが残っており、生々しい痕跡を感じられました。
血気盛んな頃の斎藤一の生きざまを想像したくなるような場所です。
旧前川邸(京都府京都市)
こちらも屯所です。
試衛館組はこちらに寝泊まりしていましたようです。

今も人が住んでおり、中に入ることはできません。
しかし、土日祝日などは玄関まで入ることができます。

池田屋(京都府京都市)
新撰組と言えば池田屋でしょう。
かつては尊王攘夷志士が集っていた旅館があった地には、居酒屋チェーン店『花の舞』が屹立しています。

中に入ると長い階段が。凝ってます。

まさしく、この背景の階段です。

そして、トイレには局中法度が。

トイレでこれを見るのは、何とも気が休まりません……。
一ちゃんはこの法度のことをどう思っていたんでしょうね。
本当のところを聞いてみたいと、少し思いました。
(FGO的)聖地への行き方
生まれ故郷の東京編
試衛館跡地
都営大江戸線牛込柳町駅より徒歩5分程度
麻布警察署跡地
都営大江戸線赤羽橋駅より徒歩3分程度
湯島聖堂
JR中央線御茶ノ水駅聖橋口より徒歩3分程度
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