FGO聖地巡礼(英霊の交差地 俵藤太と弁慶編)



こんにちは。

今回のFGO聖地巡礼、ちょっと変化球です。
特定の人物にスポットを当てるのではなく、複数のサーヴァントに関わりのある場所を巡礼します。


歴史に刻み付けられたサーヴァント達の、生き様が重なる場所を見ていきましょう。
そんな英霊の交差地、まずはこの2人から見てみましょう。

弁慶と俵藤太の生きた証が交差するのは、滋賀県大津市にある三井寺です。

(FGO的)聖地巡礼 俵藤太と弁慶が交差する三井寺へ

まずは三井寺の門と本堂を見てみましょう。

こちらが門で……。



こちらが本堂です。
厳粛な美しさがあります。境内も美しく清廉な気持ちになります。


さて。
弁慶が12世紀末の人物であるのに対し、俵藤太は10世紀前半に活躍していました。
そこには200年以上のタイムラグがあります。
当然ですが、二人が直接相対することはありません。

では、そんな二人はどうやって三井寺で繋がったしょうか。

俵藤太の足跡

俵藤太と言えば、大ムカデ退治です。
当然ですが、大ムカデを退治した後に藤太は龍神から財宝を授かっています。
一番有名なのは、宝具にもなっている『中身が尽きない俵』でしょう。
しかし、授かったものはそれだけではありません。
その中には釣鐘があったのです。


そして、その釣鐘、三井寺で今も見ることが出来るのです。

この鐘、実際に使われていたようです。
彼より後の時代の源頼光、坂田金時、紫式部などは、この鐘の音を聞いたことがあるかもしれませんね。
龍神から授かった鐘です。きっと良い音がしたでしょう。

鐘の上部には龍がかたどられています。



ただ、よく見ると分かりますが、鐘の名前は「弁慶鐘」です。
しかし、バカでかい大ムカデを倒したのは俵藤太です。
ですが、「俵鐘」ではありません。


実は、この鐘には弁慶の荒々しい生き様が刻み込まれているのです。

弁慶の足跡

弁慶が鐘に関わったのは、牛若丸に仕える前の話です。
比叡山の僧兵だった頃、弁慶は当時対立していた三井寺へ攻撃を仕掛けます。

そして、弁慶は境内で大暴れします。
今はこんなにも静かな場所で弁慶が大立ち回りを演じていたかと思うと不思議な気分です。

弁慶は、ついに俵藤太の鐘を略奪して比叡山に持ち帰ろうとします。
なんと釣鐘を担いで登り始めたのです。
ただ、このサイズ、到底人間には持ち上げられなさそうですが…。

弁慶は凄まじい怪力の持ち主だったんでしょう。


動画だとこんな感じです。




とにかく弁慶は鐘を担いだまま比叡山を登り切ります。
そして、試しに鐘を鳴らしてみたそうです。
すると鐘は「いのう、いのう(帰りたい)」と言ったそうです。

弁慶はこれに腹を立てて、そんなに帰りたいなら帰れと山の上から鐘を突き落したそうです。

そして、その時に出来たと言われている傷やひびが今でも残っています。
それがこちらです。

無数のひっかき傷もすごいですが、穴まで開いてますね……。
由緒正しい鐘を投げ捨てるあたり、牛若丸と出会う前に弁慶がどんな性格だったのかが伺えます。


これだけ傷だらけになったら、鐘の響きだって絶対に変わるはずです…。
それこそ牛若丸あたりは違和感を覚えていてもおかしくないでしょうね。

そして、このド派手なエピソードがどんどん有名になり、藤太が手に入れた鐘は「弁慶鐘」として有名になっていきます。

江戸時代にも観光の場所だったそうです。それだけ「弁慶鐘」は愛されているのでしょう。

大きな鐘が丁重にお堂に収められ、土産物と一緒に並んでいます。
微笑ましくて、心休まる光景です。

二人の歴史が重なった結果……

つまり、

  • 俵藤太が大ムカデ退治をして、ありがたい鐘を龍神からもらった。
  • 200年後、弁慶が崖から突き落として傷だらけにした。
  • さらには、何故か弁慶のエピソードだけ人気になってしまった。

ということになります。

要するに弁慶が大変失礼ですね、という話です。

この2人、カルデアで退治したらどうなるんでしょうね。
弁慶のくだりをアーカイブなどで知っていても、俵藤太は気にしなさそうです。
なんせ豪放ですからね。

ただ、弁慶がね……。
普通だったら若気の至りです、というところなんですが……。
FGO界隈の弁慶は色々難しいですね。


というわけで、一つの鐘に二人の英霊の激情が刻まれているのです。
素敵な話ですね。

(FGO的)聖地巡礼 俵藤太と弁慶 諸情報

ゆるみやげ

三井寺のゆるキャラ、ベンベンくんです。
弁慶が鐘を被ってます。

「ベンベン」というのは、弁慶のべんと鐘の音の擬態語(べーん、べーん)から由来しているのでしょうか。

もう修学旅行できた女子中学生をターゲットにしているとしか思えないシールです。

三井寺境内のお土産物屋さんで買いました。
300円です。

行き方

周辺各駅から徒歩圏内

(FGO的)聖地巡礼 弁慶と俵藤太が残したもの

「弁慶鐘」には二人が人生の一幕が刻み込まれていて、それも非常に強烈な高ぶりがあった瞬間であることが非常に魅力的だと思います。

俵藤太が手にした鐘と、弁慶がつけた傷。
荒ぶる男たちの、後先など微塵も考えない刹那の煌き。
それが三井寺の鐘に焼き付けらたからこそ、何百年も愛される鐘になっているのです。

何かを残すとはどういうことなのか、考えさせられます。

それでは。

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