East Bay Grease/Tower of Power ブラスファンクの重鎮、ぶっとい初陣をぶちかます

Tower of Powerとは?

Tower of Powerは1968年に結成されたファンク・R&Bバンドだ。

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サンフランシスコを拠点にして活躍していて、ベイエリア・ファンクとか呼ばれるんだとか。
なるほど。

人数多めのホーン・セクションを抱えているのが、他のファンク・バンドとの違いだろう。
また、JB一派と比べると爽快感があるのも特徴だ。

未だに現役で活動しており(メンバーは相当流動的なようだ、英語版ウィキを見てみると良い)、そのディスコグラフィーは数が多すぎて訳が分からんことになっている。

今回取り上げるのは、First Bay Grease。
つまり、Tower of Powerのデビュー作だ。

East Bay Greaseの魅力

ファンク・グルーヴと軽やかな爽快感が、やはり本作(というかTower of Power)の魅力だろう。

JB一派のようなディープさがあるわけでもなく、
名を馳せた後のSlyのようなサイケ感があるわけでもなく。
良い意味でも悪い意味でも楽曲としての体裁が整っているように感じる。
また、それと同時に重たくて骨太な力強さも帯びている。


ボーカル・バックコーラスと分厚いホーンのソウルフルな響き、
カッティングギターとぶっといベースの土っぽくも艶やかなビート感、
胸を高鳴らせるグルーヴは絶えることなく続き、それでいてロック的な曲展開もあるため飽きがこない。
楽しく身体を揺らせながら聴くことが出来る。

ベイエリア・ファンクについて語れるほどベイエリア・ファンクのことは知らない。
ただ、肉体的なグルーヴさを前面にしているのに、蒸れた感じがしないのは素晴らしいことなのではないだろうか。

後の作品ほどの練度があるわけではないが、最初にこの作品によってインパクトを受けた身としてはこれが一番良いと感じてしまう。

というか、骨太さと粗びき的な魅力とか、そういう切り口からTower of Powerの魅力に迫るのであれば後の作品よりも初期の作品の方が断然良い。
(2ndも良い)


ぶっとくて、肉感的なグルーヴがあって、ソウルフルで。
そして、分厚いサウンドがぐいぐいと聴き手を引きずり込んでくる。

音楽って良いな。純粋に、そう思わせてくれる。

世間的な評価はどうだか知らないが、私にとっては非常に重要なファンク・アルバムだ。

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