Dusker / Kiln アットホームな万華鏡エレクトロニカ 



こんにちは。

Kilnはミシガン出身の3人組音楽ユニットです。

カテゴリーとしては明確にエレクトロニカになるでしょう。
バンドサウンドと電子音を組み合わせた、とても心地よい音響が特徴です。

そして、本作Duskerは2007年にGhostly Internationalよりリリースされたアルバムになります。

Duskerの魅力 エレクトロニカのKiln的蒸留?

Duskerの魅力 一般論的に

本作の魅力は、とにかくエレクトロニカ的な心地よさを突き詰めているということです。

柔らかいけど、一筋縄ではないビート。
その上に乗っかる生楽器や電子音が複雑に溶け合ったサウンドレイヤー。
ビート・レイヤーどちらにも成りうるノイズ、サンプリング、様々なエフェクト。

ハンド・メイドのような暖かさがありつつも、かすかに近未来的な匂いも漂うサウンド・スケープへと仕上げています。

Duskerの魅力 ダビーなオリジナリティ

そこに重なる本作のオリジナリティはビートです。
全体的にダビーなエフェクトがかかっていることに強い印象を感じます。


また、リズム的にもダブ本来の要素というべきか、レゲエ的な跳ね方も密かに息づいています。
ただ、そういった音楽が本来持つダンス衝動のままに暴れるのではなく、あくまでも控えめに、落ち葉の下を這うように脈打っています。

そして、その上には木漏れ日のようにおだやかなシンセやピアノや、精緻に計算されたノイズやエフェクトの音響があり、透明感がありつつも近未来的なテクスチャーを複雑に混ざり合いながら構築しています。

それも組み立て方にどこか隙があるというか、何とも言えない安心感を感じさせます。
異国の土産物屋で少し変わった形をしたガラス製品を見た時のような、微笑ましい感覚が味わえます。

ダンサブルなビートを奥底に伴って、その熱量を多くの色彩を緩やかに縒り合わせた織物へと変換しています。

穏やかでありながら、万華鏡のように色鮮やか。
エレクトロニカの魅力を自然体で体現している一枚ではないでしょうか。




それでは。

2 件のコメント

  • こんにちは!

    自己満そのものの文章をそんな風に言ってくれる方がいるのは嬉しいですね。ありがとうございます!
    NOAHさんが、どのあたりに「気が合いそう」と思ったのか気になります。

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