【再読】トム・ジョーンズの「コールド・スナップ」を読んで
この世には正義なんてものはないし、どんなボクサー、どんな戦士もそれをちゃんと知ってるが、それでも――マジかよ。 トム・ジョーンズ『ダイナマイトハンズ』「コールド・スナップ」河出書房,P.292 トム・ジョーンズは私の最愛…
この世には正義なんてものはないし、どんなボクサー、どんな戦士もそれをちゃんと知ってるが、それでも――マジかよ。 トム・ジョーンズ『ダイナマイトハンズ』「コールド・スナップ」河出書房,P.292 トム・ジョーンズは私の最愛…
こんにちは。 二十世紀を代表するミステリ作家、アガサ・クリスティーが紀元前2000年のエジプトを舞台にした小説を1944年に発表しています。 それが本作『死が最後にやってくる』です。 日頃ミステリを全く読まなく、恥ずかし…
こんにちは。 川村元気さんは『君の名は。』『電車男』『モテキ』などをメガ・ヒットに導いた日本の映画プロデューサーです。 作家・絵本作家としても活動しており、『世界から猫が消えたなら』は彼の作家デビュー作になります。しかも…
ビブリア古書堂の事件手帖。以前にもドラマになり、また映画になったりと何かとメディアから取り上げられることも多い小説です。 リンク 僕、このシリーズ大好きです。 何故なら栞子さんがとても可愛いからです! 舞台は北鎌倉。就職…
こんにちは。ツリーズ鮭舞です。 青春小説、皆さんも一度は読んだことはあるのではないでしょうか。 冒険、恋、出会い、別れ。 夏休みの課題図書だったり、誰かからのプレゼントだったり。 そんな青春文学の金字塔に成りうるポテンシ…
こんにちは。ツリーズ鮭舞です。 見たことのない場所を見てみたい。そう思うのは人間の性なのでしょう。 そんな欲求を掻き立てる一冊がブライアン・オールディスの『寄港地のない船』です。 ジャンルとしてはSFになるのでしょう。 …
昭和というとノスタルジックなイメージで描かれることが多いかもしれません。 しかし、車谷長吉の作品は違います。社会の底辺や情念。畳や土の匂いがする、ほの暗い昭和でもがく不器用な人間を描き出します。 特に好きな一冊が赤目四十…
今日は僕が一番大好きな本について語りたいと思います。 トムジョーンズの短編集『剣闘士の休息』です。 もう一冊の短編集「コールド・スナップ」は舞城王太郎さんが翻訳しているので、ご存知の方も多いかもしれません。 内容について…