「怒り」VS「正論」の先にあるもの、『ヨブ記』。 なるべく簡単に、名言を含みつつまとめてみた。
こんにちは。 紀元前文学第15回目は『ヨブ記』です。 旧約聖書の一部を成し、『諸書(ケスビーム)』に分類されます。現代の観点から見た哲学的・文学的な深さがあり、ドストエフスキー、ゲーテ、キルケゴール等々数え切れない作家に…
こんにちは。 紀元前文学第15回目は『ヨブ記』です。 旧約聖書の一部を成し、『諸書(ケスビーム)』に分類されます。現代の観点から見た哲学的・文学的な深さがあり、ドストエフスキー、ゲーテ、キルケゴール等々数え切れない作家に…
こんにちは。 紀元前文学 その14、今回は古代エジプトから『雄弁な農夫の物語』です。 中王国時代の中頃にあたる紀元前19世紀頃に成立したとされている物語で、現存するエジプト文学の中では最長にあたる作品の一つになります。 …
こんにちは。 紀元前文学 その13です。『ナラ王物語』は、古代インド最大の叙事詩『マハーバーラタ』に含まれている中編物語です。 『マハーバーラタ』が編纂されていく過程において既に成立していた『ナラ王物語』が組み込まれたと…
こんにちは。 紀元前文学 その12です。今回はギリシャ悲劇屈指の名作『オイディプス王』です。エディプス・コンプレックスの語源になった作品としても名を知られています。 成立は紀元前427年頃であり、古代ギリシャ悲劇三大詩人…
こんにちは。 紀元前文学その11、今回は中国最古の詩集『詩経』です。 主に周王朝の時代に広く詠われていた詩を、孔子が現在の形に編纂したとも伝えられています。それ以降、中国では儒教における経典となっています。 収められてい…
こんにちは。 紀元前文学その10、今回は旧約聖書の『出エジプト記』です。 ユダヤ教とキリスト教の聖典の一部を成し、『エクソダス』や『モーセの十戒』など現代日本で生活していれば否が応でも耳に入る言葉の由来になっています。物…
こんにちは。 紀元前文学 第9回です。 今回は古代エジプト産のネガティブ・ポエム『生活に疲れた者の魂との会話』です。印象的なタイトルのとおり、現代文学にも通じそうな重たさを秘めています。成立年代は紀元前1937年から紀元…
こんにちは。 紀元前文学 その8です。 ギリシャ、北アメリカ、日本など世界各地の神話に、生者が冥界に赴くエピソードが見られます。 古代メソポタミアで成立した『イナンナの冥界下り』は現存する冥界訪問譚の最古の例であり、個性…
こんにちは。 紀元前文学 第7回は古代ギリシャの軍記文学『アナバシス』です。 古代ギリシャ世界で名をはせた軍略家クセノポンの自伝の一部分です。ペルシャ奥深くに取り残されたギリシャ傭兵団が、6000キロの彼方にある故郷を目…
こんにちは。 紀元前文学 第6回です。今回は古代インドの叙事詞『マハーバーラタ』の一部を成す『バカヴァッド・ギーター』です。 インド古典でも最も有名な物語で、苦悩する大英雄と彼を導くヴィシュヌ神の化身クリシュナを主役にし…
こんにちは。 紀元前文学 第5回は古代中国の『荘子・内篇』です。 後代に荘子の著作とされる説話をまとめた『荘子』には彼以外の著作も多く含まれているそうです。しかし、今回取り上げる『荘子』のうち『内篇』は、本人の著作である…
こんにちは。 紀元前文学 第4回は古代ペルシアの呪文『ガーサー』です。『ガーサー』はゾロアスター教の聖典『アヴェスター』に含まれている韻文詩です。 開祖ザラスシュトラ本人が創った呪文であり、ゾロアスター教の呪文において一…