紀元前文学

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『ソクラテスの弁明』について。 師の完璧な弁術と高潔な死を描く、プラトンによる精妙なる金字塔。

こんにちは。 紀元前文学 第26回目は西洋哲学の礎を築いたプラトンの著書『ソクラテスの弁明』です。 プラトンの師ソクラテスが身に覚えのない「不敬罪」の罪状で訴えられた裁判でのやりとりを文学作品としてまとめたものであり、ヨ…

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『サトニ・ハームス奇談』について。 アレクサンダーとクレオパトラの隙間に花開いた、夢幻の魔術絵巻。

こんにちは。 紀元前文学第25回目は、古代エジプトの『サトニ・ハームス奇談』です。プトレマイオス朝という古代エジプト文明の最終期に書かれたということもあり、多くの注目を集めている文学作品とは言えません。しかし、古代エジプ…

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『孫子』について。驚くほどロジカル、良い面も悪い面も現代的。2000年前から語り継がれる、我々を映し出す鏡のような正論の兵法。

こんにちは。 紀元前文学の第24回目は、古代中国最古の兵法書『孫子』です。 古代中国において必読とされた戦術書であり、最も優れた古典と言っても過言ではないでしょう。日本を始めとした世界各地に行き渡り、戦争(のみならず幅広…

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地獄の主人に生きることの本質を問うインドの古潭『カタ・ウパニシャッド』 ~分かりやすいあらすじと共に~

こんにちは。 紀元前文学 第23回は『カタ・ウパニシャッド』です。『ウパニシャッド』とはサンスクリット語によって記された古代インドの神学書・哲学書を指します。 総数は二百以上とも言われていますが今回取り上げる『カタ・ウパ…

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「したければして、したくなければしない」ファラオ、人々と神々を喰らう。  ウナス王のピラミッドテキスト『食人呪文(呪文273,274)』

こんにちは。 紀元前文学その19は古代エジプト第五王朝のウナス王のピラミッドに刻まれた呪文、いわゆるピラミッドテキストです。 成立年代は遅くとも呪文が彫り込まれた紀元前24世紀に成立していましたが、そこから遥か昔には成立…