Carolineのアルバムについて。幻想的で柔らかな、ポップ・エレクトロニカ。

こんにちは。

Carolineは沖縄出身のCaroline Lufkinによるソロ・プロジェクトです。

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ジャンルとしてはエレクトロニカになるでしょう。

mumなどに代表される幻想的なエレクトロニカを、よりストレートでポップに表現しています。


2021年4月現在、Caroline名義では2枚のフルアルバムをTemporary Residenceからリリースしています。
本記事では、その全てを見ていきます。

Carolineのアルバム一覧

文字だけでは分かりにくいと思って相関図を作成してみました。

では、本題に入りましょう。

(1st)Murmurs

頭角を現すきっかけとなったWhere’s My Loveは、本作の魅力をぎゅっと凝縮している曲です。

幻想的で柔らかなハープやベル、
心地よいエレクトロニカ・ビート、
そして天使のようなCarolineのボーカル。
妖精のように異世界めいた雰囲気だけでなく、生身の人間的な暖かみを感じさせるのが印象的です。サンプリングは使用していない、というこだわりに起因しているのかもしれません。

儚くて、感傷的で、繊細で、優しくて。
そして、ノスタルジックでポップなメロディがあって。


他の楽曲もWhere’s My Loveのような柔らかな希望を感じさせてくれます。
ゆったりとした曲調には無垢な慈愛が揺蕩っており、風通しの良い解放感も棚引いています。
ポップなメロディが翼のような揺らめき、切なくも胸が高鳴るような浮遊感も与えてくれます。

童話めいた不思議な雰囲気と木漏れ日のような現実的美しさが混ざり合い、優しい息吹に満ちた作品へと仕上がっています。

微睡みのような優しさと儚い勇気を秘めた、心地よいアルバムです。

(2nd)Verdugo Hills

妖精的でイノセントな響きは変わらず魅力的ですが、前作よりも深みを増しているのが特徴でしょう。

異境めいた雰囲気はさらに濃度を上げ、胸を打つようなメランコリーもまた深く立ち込めています。


きめ細かやなグリッチ、
ゆったりとした柔らかなエレクトロニカビート、
ベルやハープなどがもたらす幻想的な響き、
Carolineによる天使のようなボーカル。
それらが混ざり合いながら、優美でドリーミィなサウンドを生み出しています。

幻想濃度が上がっているのが特徴かもしれません。心地良いキャッチーさも残っているにも関わらず、天使的な慈しみをたっぷりと含んでいます。

ただ、エレクトロニカのフォーマットには忠実でもあるため、楽曲に安定感もあります。
メランコリックな異世界体験をできる、幻想系エレクトロニカの名作だと思います。

主要参考サイト:Carolineのアルバムについて

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