モロッコ発、Bab L’Bluzのアルバムについて。北アフリカのグルーヴと、ロックスターのカリスマ。

こんにちは。

Bab L’Bluzはモロッコ出身の4人組ロックバンドです。

https://storage.googleapis.com/assets-pam-blog/2020/06/258f8c7a-bab-l%E2%80%99-bluz-pam-copie.jpg

北アフリカの伝統音楽グナワ、その要となるゲンブリという楽器を世に広めることを目的として結成されました。

グナワの妖しくミニマルな響きとキャッチーなロックサウンドを混ぜ合わせ、アラブ・アフリカの香りが帯びた求心力の高いロックを奏でています。

2021年6月現在、Bab L’Bluzは1枚のフルアルバムをリリースしています。

Bab L’Bluzのアルバム一覧

(1st)Nayda!

北アフリカ・アラブの妖しくも澄んだ空気感を、お洒落なブルース/ロックに仕立て上げたような作品です。

中東的な旋律、
プリミティブなチャントなどなど、
強烈な「ワールドミュージック」になってしまいそうな油分を適度に削ぎ落し、シンプルな軽やかさを湛えているのが特徴でしょう。


サウンドの軸になっているのは三味線に砂漠の風のような趣きを足したような響きのゲンブリによる、ワンコード・ブルースです。
妖しく、トランシーで、それでいて濃すぎず。
キャッチーで、ロックスター然とした、血肉わき躍る衝動も秘めていて。

そこにドラムスやパーカッション、アフリカンなチャント、クールな女性ボーカル等が加わり、北アフリカの都市を思わせる猥雑なグルーヴを生み出しています。

ワンコードのミニマルなグルーヴを延々繰り返し、体を揺らしたくなるような陶酔感を醸成しています。
その一方で、「行き過ぎない」よう丁寧に気を配っているのが本作の大きな魅力を成しているでしょう。

きちんとお洒落にも気を使っているような雰囲気というか、クールな格好良さを丁寧に形作っているような印象を受けます。

グナワ・ミュージックらしさを残しつつ、ロック的カリスマも微かに帯びていて。
将来、大化けしてくれたらいいな。と思わず期待をしたくなるようなアルバムです。

Bab L’Bluzのアルバムについて:主要参考サイト

https://mikiki.tokyo.jp/articles/-/25730

https://scenenoise.com/Features/best-albums-of-2020-middle-east-north-africa

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です