中国発、4 Channels Clubについて。チップチューンに転生した轟音ポストロック

こんにちは。

4 Channels Clubは中国出身の馬堯(马尧、Ma Yao)によるソロユニットです。

公式Bandcampより

ジャンルとしてはポストロック/インディーロック/ゲーム音楽。
レトロゲーを思わせる8ビットのチップチューンのポストロックサウンドが、非常に斬新です。

2022年7月現在、4 Channels Clubは3作のアルバムをリリースしています。
本記事では、その全てを紹介します。

4 Channels Clubのアルバム一覧

これからリリース順にアルバムを見ていきますが、文字だけでは分かりにくいと思って相関図を作成しました。

あくまで個人的なイメージです。ご容赦ください。

※個人的には2ndから聴くのをおすすめします。

(1st)Lonely Monster Planet

https://streetvoice.com/4channelsclub/songs/album/97312869/

チップチューンミュージックとしての色彩が強い作品です。

心躍るゲーム音楽感に、ポストロック/インディーロック的躍動感や奥行きが滲み出ているという印象を受けます。エモーショナルで大胆、チープなのに優美。軽快なサウンドが華麗に行き交いながら、時に知性的な迫力を感じさせます。

ゲームソング的ゴキゲンさが基調。中国で有名なアニメ「ひょうたん童子」の主題歌を8bitでカバーした曲などもあり、ポップなニュアンスが強い作品です。

次作以降を聴いた後、4 Channels Clubを掘り下げたいときに選ぶのがおすすすめです。

(2nd)Low Resolution Waves

完成度を一気に高めた作品です。

轟音系ポストロックの複雑で美しい響きを、8ビットで表現しています。

MONOがゲームボーイの世界に降臨したかのような、独創的な音世界を構築。チープなサウンドで構築されているはずなのに繊細で優美、息を呑むようなカタルシスもあります


儚い叙情性、時に姿を見せる躍動感、奔流するレトロな音塊が生み出す、気迫あふれる「轟音」や「ノイズ」。どれをとってもスキがなく、「静」「動」の緩急により聴き手を引き込む轟音ポストロックのマナーを全く別の文脈に置き換え、見事に萌芽させています。

重厚で叙情的な旋律を楽しめる、真っすぐで美しいアルバムです。

(3rd)Memory Reset

チップチューンの作品としては、意味深なタイトルですね。

『スーパーマリオランド』や『Undertale』などチップチューンの名作曲をカバーした作品です。

原曲があるため、前作よりポストロック感は薄れ、ダークなインディーロック/クラブミュージックのチップチューンという趣が強くなっています。1stと2ndの間くらいのニュアンスでしょうか。

ダークな雰囲気の楽曲が多く、8bitらしからぬ芳醇な表現力を感じさせるのは前作と同じです。サウンド面でも感情面でも表現のバリエーションも広がっており、幅広い層に受ける雰囲気に仕上がっています。

8bitでの楽曲にだいぶ馴染んだのでしょうか。洗練されたダークさを感じられるアルバムです。

主要参考サイト

https://jp.ign.com/chinese-game-sideview/53608/opinion/4

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。