33.3のアルバムについて。風通しが良い、優美な室内楽ポストロック

こんにちは。

33.3はコネチカット州で結成されたインストゥルメンタル・バンドです。

http://www.progarchives.com/progressive_rock_discography_band/4757.jpg

ジャンルとしてポストロックとして語られることが多いようです。
ギター、ベース、そしてチェリスト/ベーシストという変わった編成を特徴としています。

室内楽ポストロックとも称される優美な解放感が、33.3の魅力でしょう。

2022年6月現在、33.3は2作のフルアルバムをリリースしています。
本記事では、その両方を紹介します。

33.3のアルバム一覧

リリース順にアルバムを見ていきますが、文字だけでは分かりにくいと思って相関図を作成しました。

あくまで個人的なイメージです。
ご容赦ください。

(1st)33.3

室内楽的な気品とジャジーな軽やかさが心地よい、風通しの良い作品です。

個性的なのは、必要最低限の音数で奏でられる清涼感のあるアンサンブル。ポストロック的で不思議な透明感とチェロの音色が織りなす優美さを軸として、静謐ながらもしなやかなサウンドを響かせています。

瀟洒で軽快なエレクトリックギター、上品でエモーショナルなチェロ、ソフトでしなやかなドラムス。開放感が心地よいのですが、フレーズの反復には妙にストイックな雰囲気があったりして。優しいサウンドの奥にはデビュー作的な混沌も波打っています。

2ndに比べるとまだ実験的要素が顔を見せるなど粗削りなところもあり、シカゴ音響派的ポストロックがお好きな方はこちらの方が好みかもしれません。

(2nd)Plays Music

「ポストロック定番作」の誉れも高いアルバムです。

前作の完成度をぐっと高めている、というのが本作の魅力。室内楽的な気品とジャジーな軽快さ。必要最低限の音数だからこそ生み出せる清涼感と風通しの良さ。そして、ポストロック的で不思議な透明感。

エモーショナルで優美なチェロ、楽曲にさりげなく瀟洒さを添えるエレクトリックギター、優しいビートを奏でるドラムス。「間」を活かしたシンプルな軽やかさと育ちの良さを感じさせる空気感が混ざり合い、心地よい揺らぎがさらさらと醸成されています。

静謐で優雅な旋律。引き込まれそうに透明感を帯びた揺らぎ。アルバムの最初から最後までその美しさは一切濁らず、清らかに始まり終わっていきます。

ポストロックが好きなら是非チェックしてほしい作品です。

主要参考サイト

http://www.progarchives.com/artist.asp?id=4757

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